<画像:jpg>今までエロライトノベルの紹介はしたことありませんでしたが、あまりにも衝撃的なエロラノベ「ツンマゾ!ツンなお嬢様は、実はM」に出会ったので紹介。結構ハードなエロなんで注意。
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■ツンマゾ!のご紹介
このツンマゾ!―ツンなお嬢様は、実はM (えすかれ美少女文庫)<画像:>(AA)は、純情な主人公と、ドM少女のヒロインとのやりとりがキモとなっている。
物語の構造がとても面白いのだが、それは下記のサイトで解説されている。
かくして、「純愛したい純情少年」と「調教されたいドM少女」のすれ違い劇が始まります。この、お互いの意識のすれ違い具合が素晴らしいんですよ! ヒロインは、調教されたいがために、主人公に対して「自分を調教するように」調教を始めるという、不思議な二重構造が始まります。これが見事なのです。
ツンマゾ!の面白さについては上記サイトが非常に上手くまとめているのでぜひ見ておいて欲しい。本稿ではエロを中心に取り上げているが、ツンマゾ!は物語そのものが非常に面白い。
また、ラブコメ部の素晴らしさについても別のサイトで解説がある。
「純愛したい純情少年」と「調教されたいドM少女」のすれ違い劇という関係を思いついた時点で,作者はかなり面白い人だけど,ラブコメとしても十分にキュンキュンできた.
このように、エロ以外の部分はほとんど解説されているので、ここではエロについて書いていこうと思う。
■軽いノリで描かれたエロの裏に
この「ツンマゾ!」著者の葉原鉄先生は、色々なエロを書けるが、やはり印象に強いのは「ホグボア!」でお馴染みの「姫将軍リューネリア シリーズ」。
リューネリアは二次元ドリームノベルズの中でもかなりハードなエロで、シチュは腹ボテ、獣姦、異種姦や異物挿入と、読む人をかなり選ぶ内容。
しかし今作の「ツンマゾ!」は、その表紙やタイトルからも分かるように、カジュアル・エロに見える。中身を読んで見ても、調教モノらしく野外性交やSMプレイはあるものの、随所に挿入される軽快なギャグによって比較的あっさりと読む事が出来る。
しかしこれが罠で、実はやっている事自体はかなりハード。
ハードエロにはそれ特有の陰湿さ、暗さが文章に表れるが、これの中和の仕方が実に見事な作品なのだ。
例えばヒロインが変態マゾ奴隷になった直後の第二章【ご主人様のクセに野外エッチもできないの!】において野外フェラをするシーンでは、ヒロインはフェラをするのが初めてであるにも関わらず、以下のような事をしてしまう。
・即尺(風呂に入らずにフェラチオをする行為)
・フェラチオからイラマチオ
・バキュームフェラ
・ディープスロート
・食道(喉奥)に直接射精
およそフェラチオという行為で出来うる最大限の変態行為を、更に野外プレイというオマケ付きでいきなりしてしまうのである。しかし、度々挿入されるヒロインの心情表現により、これをカジュアルなテイストに仕上げている。
その演出は見事の一言。
(や、やっちゃった......公園で初フェラしちゃった!)
(そう、もっと見て!公園で初フェラしちゃうヘンタイな私をもっと見下して!)
(ああぁ......! 喉の奥まで、奴隷にされちゃってる......!)